2015年12月12日

てすと

いえ、まあ、映画館には行けてないけど、最近も、むしろ最近はなんだかわりと映画見てます。
posted by ごん at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月20日

その出会いは偶然なんかじゃ……ない

■阪急電車 片道15分の奇跡 (2011)
阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]
有川浩

ポニーキャニオン 2011-10-28
売り上げランキング : 1052

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★★☆

映画「かいじゅうたちのいるところ」の嫌女流っぷりに気が滅入っちゃったあとすぐ観た影響もあるだろうけど、「阪急電車 片道15分の奇跡」、よかったー。

女性がカッコイイんだ! 逆に男はどうしようもないわけだが。
自分の彼女の後輩とデキて婚約中の彼女と別れる男とかDV野郎とか、物語上重要な役回りの男ほどろくでもない。善意の男性もいるけれど、彼らは物語の進行に(例外はいるとはいえ)たいした影響を及ぼさない。男ってなんだ。

この映画は片道15分の小さなローカル路線で繰り広げられる人間関係の連鎖を描く。
たまたま居合わせた<老婦人>に悩みを打ち明けて過去を吹っ切る<彼氏寝取られ女(中谷美紀:きれい)>がいたり、その会話を見聞きしたおかげでDV男と別れる勇気をもった<女子大生(戸田恵梨香:かわいい)>が、今度は自分が暗い表情の<主婦>の悩みに耳を傾けたりする。またこの<主婦>の知人が後に<老婦人>と関わったり・・・。そのほかたくさんの人間同士の物語が同時進行し絡み合う。

劇中の本人同士は偶然出会ったように感じていても、僕たち映画の観客はそれが必然だとわかる。都合のいい展開だと思わなくもないが、同時に現実もこんなもんだよとも思う。

「阪急電車」では、こうした偶然で必然の出会いが、ほぼすべて女性を介して行われる。しかも。すべてがいいほうに転がっていく。
劇中でフィーチャーされる女性達に悪い人はいない。悪い<とき>はあるのだけど悪<人>ではない。
反省や節度があり、強いが孤独に甘んじず他者との関わりを拒絶しない。骨はあるが聞く耳をもつ。みんな凛としている。なんという女性賛歌だ。映画「かいじゅうたち・・・」とは大違いだ(笑)

さて、ここで映画のキャッチコピーに着目したい。
「その出会いは偶然なんかじゃ……ない」
これって「鋼の錬金術師」(マンガ)が最終回を迎えた当時、押し寄せる感動とともに僕が抱いた感想そのものやんけ。「ハガレン」ほど偶然という必然を描いた作品を僕は知らない。

「ハガレン」では、主人公も脇役も、すべての登場人物たちが行った行為、それは伏線と呼ぶにはあまりにも些細なたくさんの事柄だったのだけど、実はそのすべてが、物語の終幕のために必要なパーツだったのだ。どれかひとつ欠けても、あの最終回にはなり得なかった・・・!!

主人公エドワード・エルリックの師匠イズミ・カーティスの言葉「一は全、全は一」のとおり、「ハガレン」では世界のすべては関連し合っているということを描いたマンガだった。それは言い換えれば、すべてに意味があるということだ。

もちろん僕らの「現実」だって同じだ。すべてに意味がある。
どれほど大きな装置もネジ1本欠けたら破綻してしまうように、宇宙の営みはあとから振り返れば、すべてが必要なことだったとわかるようになっている。
だからタイムトラベルものでは、「過去では葉っぱ一枚踏んではならない」。

どんなつまらない人間ですら、世界が今の形で存在するためには欠かざるべきパーツなのだ。逆に、今の僕は「未来をつくるパーツ」だと自覚すれば、きっと日々の行動は変わる。
偶然という必然を描ききった「ハガレン」の最後は大団円だ。そして同じく偶然という必然を描いた「阪急電車」の、もうひとつのキャッチコピーは「『終着駅は、きっと笑顔。」である。

「阪急電車」には「ハガレン」と同じ希望をカンズル。
「物語の進行に影響を及ぼさない」男なんて、本当はひとりもいないってことなんだ。男だって未来のためのパーツやー!。 男万歳!!
いつだって未来は僕らの手の中やー。最後はカイジかよ。(またマンガ)


↓袖触れ合うも他生の縁。出合いは必然です。だから押(後略)
blogram投票ボタン
posted by ごん at 20:04| Comment(1) | TrackBack(0) | ┣ 映画 (DVDなど) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月19日

見たことのない世界、忘れてた気持ち

■かいじゅうたちのいるところ (2009)
かいじゅうたちのいるところ [DVD]かいじゅうたちのいるところ [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-11-03
売り上げランキング : 14219

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★☆☆☆

かいじゅうの着ぐるみがメチャクチャかわいいので、それだけでも見る価値がある。
ただしだいぶ嫌な気持ちになるけどなー。

■見るほどに女性を嫌いになる仕様w

ママは離婚後も頑張って子育てをしているが、いつも渋面で余裕がない。恋人との電話の際は笑顔になるが、電話をしているあいだは、もちろん子どもの相手はできないし、する気もない。

ママが恋人を夕食に招待した日、息子マックスはキレた。
恋人と関わるときは、ママはいつも自分の相手をしてくれないのだから当然だ。マックスは<いたずら好き>だから暴れたわけじゃない。「僕を見て」と訴えていたにすぎない。

ところが、<保護者>であるべきママが守ろうとしたのは、息子の切なる願いではなく、恋人との時間だった。息子を叱責し夕食抜きを宣言した。
それは「お前を見ない、理解するつもりもない」という宣誓であり、「部外者として私たちの営みを見ていなさい」、もしくは「この場から立ち去れ」という通達だ。
マックスが家を飛び出したのはママの指示に従ったに過ぎない。けなげ過ぎ。

そのとき恋人はその場に立ちつくすだけだった。マックスを保護する気持ちをたないという意思表明だ。じじつ、これ以降彼は一切登場しない。

実はマックスには姉がいる。しかし、本来立場を同じくして同士となるべき姉は、友達との関係づくりに夢中でマックスと距離を置く。マックスって絶望的なほどに孤独だわ。
孤独で帰る場所がないことが、このあとかいじゅうの島に行っても、ホームシックにならずに道を切り開いていける根拠となるのだが・・・。それにしてもリアルに居場所がないにも程がある。キツイわー。

映画の最後で、路上で泣きながらマックスを抱き締めるママの乱れた服と髪から、彼女の息子を捜し求める必死さが見て取れる。
でもそれだけ必死なのに、なぜマックスが飛びだした瞬間、ママは彼を追わなかったのやろか。突然の事態に呆気にとられたのかな。いや、違うよね。とっさのときにこそ体ってのは動くはず。

ヒトは学習型の動物である。本能行動を失った分だけ、学んだことはどんどん獲得できるように進化した。
ママが動けなかったのは、冒頭何度も描かれたように「子どものために動かない日常」を学んでいたからだ。
だからママの必死さを見ても、ママはママの想像する「母親」という役割を演じているとしか感じられなかった。

■好きっていうのが愛じゃない

原作である絵本「かいじゅうたちのいるところ」は、1963年にアメリカで出版された。全世界で累計2000万部以上の発行部数を誇る。不朽の名作ってやつだ。
一般的に、「よい絵本を探すなら、少なくとも成人式(出版後20年)を越えたものを選べ」と言われる。
世代や国、さまざまな価値観を越えて今に伝わるものには、いつ誰にとっても大切なものを秘めているという考え方だ。つまり同書はよい絵本の条件を備えている。

僕は映画「かいじゅうたちのいるところ」をよい「絵本」とは思わない。映画だから絵本ではないのだけど、この映画は「かいじゅうたちのいるところ」である必要があったのか、という意味で、そう思う。

絵本の中でも、<いたずら好き>のマックスはやはり夕食抜きを命じられる。ただしここでは、お母さん(区別しやすいよう、映画版と表現を変えました)自身の手によって、マックスは子ども部屋に閉じこめられる。お母さんの目が届く自宅内で、かつマックスにとって最も救いのある自室である。
罰は執行されるが、犯した罪以上の負荷は回避されるようお母さんによって配慮されている。

マックスは夢か現か、自室に木が生え山になり波が打ち寄せて大海原に放り出された。長い航海の末、かいじゅうたちの島にたどり着く。

映画では、かいじゅうたちは人間の言葉を話し、人間と同じような喜怒哀楽をもって<生活>している。見た目が異質なだけで、街中の不良少年や隠遁した気むずかしい老人と同じ<話せばわかる者>なのだ。
絵本では、かいじゅうはあくまで人ならざる<もの>である。かいじゅうたちとマックスの営みは、文字なしの絵のみで描かれる。
かいじゅうたちがマックスに対して言葉を発するのはただ1回、マックスが島から去る間際に、人ならざる価値観を表出するときのみだ。

「おねがい、いかないで。
 おれたちは たべちゃいたいほど おまえが すきなんだ。
 たべてやるから いかないで」

これは比喩ではなく言葉通りの意味だろう。鬼の愛し方は愛する者を喰むという。それと同じ。怖い。

絵本でのかいじゅうはあくまで理解し合えないもの、得体の知れないものとして描かれている。
得体の知れないものと折り合うこと、一見理解できないものを「とりあえず」でも受け入れるという態度は、対象の存在を全肯定する行為だ。それを僕らはふつう、愛と呼ぶ。

■マックスのママが嫌な女である理由

絵本には最後までお母さんは出てこない。
ただ、マックスが島から自室に戻ってきた(目が覚めた?)ら、そこにはお母さんが用意した夕食が置いてあり、「それはまだほかほかとあたたかかった」とある。
つまり、マックスが部屋に閉じこめられていくらも時間が経っていないという表現であり、子どもの一瞬の永遠を見事に描いているシーンだってこと。
それと、子どもを叱りつつ同時に許してしまっていたというお母さんの甘さを見事に描いている。もっと言えば、あたたかい食事があたたかいうちに彼が戻ってくる(目が覚める)とわかっているという、お母さんの息子に対する理解度に、僕はたまらない感動をおぼえる。

そういえば絵本の冒頭、マックスがいたずらをしている場面で、壁にマックスの描いた絵が掛けてあったな。お母さん、どんだけ息子が好きなんだよ。

絵本のマックスが、<かいじゅう>のように激しいいたずらをできるのは、お母さんが必ず自分を受け止めてくれることを知っているからだ。いい子悪い子に関係なく、その存在を常に肯定すると。

絵本「かいじゅうたいのいるところ」は愛を謳う絵本である。

・・・あ! そうか!!
映画「かいじゅうたちのいるところ」とは、絵本「かいじゅうたちのいるところ」を読むべき親子はどんな親子かということ提示した作品だったのか・・・!
子どもを愛せない親たちに対し、愛への道を照らすためこの映画は作られた。
「本作に共感する大人よ、この絵本を手に取りなさい。君たちにこそ、この絵本を読んで欲しい」
映画に興味をもてば、おそらく原作にも手が伸びるはず、という計算。
そうでなければ絵本と内容がまったく異なるこの映画に、その名を冠して興味を引く理由がない。


映画の最後、ママは島から戻ったマックスを抱きしめた。「どこに行ってたの!?」と叱責はしなかった。ただ抱きしめた。受け入れた。いい子悪い子に関係なく。
2人のこれからを僕は祝福する。

かいじゅうたちのいるところかいじゅうたちのいるところ
モーリス・センダック じんぐう てるお

まよなかのだいどころ かいじゅうたちのいるところ-オリジナル・サウンドトラック モーリス・センダック:かいじゅうたちのいるところ全3話 [DVD]

by G-Tools


↓押さなきゃ夕食抜きにする!(僕の)
blogram投票ボタン
posted by ごん at 22:01| Comment(1) | TrackBack(0) | ┣ 映画 (DVDなど) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

悪を撃ち抜け 愛を守り抜け (2010/01/27)

羽住英一郎、やりやがったな!

映画「ワイルド7(セブン)」の話ね。
監督の羽住英一郎(はずみえいいちろう)氏は、わがまち北九州の文化大使でもあります。
北九州が舞台となった「おっぱいバレー」は、だから地元ではかなり話題となりました。
市の広報紙「市政だより」でも監督のサインをプレゼントするくらいプッシュしてた。「おっぱいバレー」や「海猿」でお馴染みの、なんつって。
おい、「逆境ナイン」を忘れるなよ! 職場では誰ひとり知らなかったけど。


さて「ワイルド7」だよ。
「ワイルド7」は望月三起也氏のマンガ(1969-1979)が原作。さすがに僕も名前くらいは知っている有名作品だ。ちゃんと読んだことはない。
でも言い切っちゃうよ。
この「ワイルド7」はいい「ワイルド7」だ。だって原作読みたくなったもの。

ロケ地は「ロボジー」同様に北九州がいっぱい。だから見合う前から好印象の刷り込みなされています。そもそもロケ地が北九州じゃなかったら観に行かなかったかもしれない。
映画を観ながらもロケ地を詮索したり自分の職場が映り込んだと興奮したり、浮かれ観光キブンだったことは否めません。
ところがいつのまにかストーリーに没頭した。心奪われた。

ワイルド7 [DVD]ワイルド7 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ 2012-05-23
売り上げランキング : 23068

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★★★(満点)

ワイルド7とは、犯罪者を裁くために犯罪者から構成された7人組の超法規的存在。警視庁のキャリア官僚で、末は警視総監と言われるエリートだった草波により組織されたアウトロー軍団です。
「法律で裁けない悪党はいっそ処刑するべきだ」だってさ。

所詮人殺しの男たちが、自分勝手な過去を背負いながら、彼らなりの身勝手な友情や正義を貫く。バイクで突っ走り、銃を乱射し、建物を破壊し、悪人を殺す。

陳腐な内容だよ。子どもには見せたくない。女にはわかんないかもしれない。
でも・・・面白いんだからしょうがない。
ストレス発散映画。確かにそれもある。でも自分の真実に気づく映画と言ったほうがいい。
ああ、おれはこういうことを大事に思っていたのか・・・!と。

極端な設定だからこそ気づくことがあるのです。
目の前の人が大切な人かどうかは、その人を失った日々を想像してみればいい。そう聞いたことがあります。
僕たちは最悪の条件を設定したときに最善に気づく生き物なんですね。

だから人殺したちが友情や愛を語り、正義のために何かをしようとしたとき、感動と、でもしこりが残る。このズレを味わう映画だ。
そういう意味では深い思索を要求するとても大人向けの映画ですね。(爆笑)


あ、ちなみに僕の目は節穴です。
ヒロイン役の娘が若い頃の深田恭子にちょっと似ててかわいいなあ。誰このカワイコちゃん。新人?
とか思ってましたから。カワイコちゃんが誰かって? 深田恭子です。


ともかく面白かった。気持ちよかった。痛快娯楽活劇。ザッツエンターテイメント。
難しいことはいらん。映画って凄い。カッコイイ。楽しい!!
そう思わせてくれます。(深い思索はどこ行った)

なによりワイルド7のメンバーが魅力的でね。もっと掘り下げて欲しい。7人それぞれの過去とワイルド7入隊までの経緯を映像化してほしい。
あと草波隊長(中井貴一)のワルカッコよさがイケメンすぎるし、深田恭子はかわいいし、カッコイイシーン山盛りだし、羽住監督弾みすぎー。
あー続編まだかなー。ないよ、そんな予定は。


映画「ワイルド7」公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/wild7/index.html
「ワイルド7」単行本徹底比較(前編)(望月三起也公式サイト「月刊望月三起也」より)
http://wild7.jp/5788


逆境ナイン 全力版 [DVD]
逆境ナイン 全力版 [DVD]島本和彦

バップ 2006-01-25
売り上げランキング : 8979

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
吼えろペン (サンデーGXコミックス CHRONICLE) ゲキトウ (リュウコミックス) 真夜中のマーチ [DVD] 天国の本屋 ~恋火 [DVD] アオイホノオ 7 (ゲッサン少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)


↓ボタンを押し抜け。
blogram投票ボタン

posted by ごん at 13:04| Comment(1) | TrackBack(0) | ┣ 映画 (劇場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月29日

制御不能じゃ。(2012/01/26)

ああ、いつぶりの映画だろう。
僕ダイスキ「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」の矢口史靖監督の最新作です。
あの頃は映画をよく観に行ってたなあ。

でも「ハッピーフライト」の頃は、今もだけど、映画館から足が遠のいていました。
馬鹿だなあ。映画館やっぱ最高だよ。

映画ロボジー取扱説明書映画ロボジー取扱説明書
矢口 史靖

扶桑社 2012-01-11
売り上げランキング : 26685

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★★☆

「ロボジー」観ました。

弱小家電メーカーのエンジニア3人が、会社PRのため、社長命令でつくったことのないロボットをつくるハメに。
発表の直前でなんとかギリギリ一応形になったものの、トラブルでロボットがぶっ壊れた。
マズイ。中の人探せー!!
それで爺さん(ミッキー・カーチス)に白羽の矢が当たった・・・。
という詐欺話。
ヒロインの吉高由美子のかわいいとブスがちょうどよいミックスがかわいく(結局な)て好きになったっちゃん。

話には聞いていたけど予想外の展開すぎ。
その道に進んでどう収束するのかと思ったらちゃんと着陸したけんよかった。
やぱ映画は大団円がいいっちゃんねー。

泣けるって意味での感動もした。
泣けますって広告は嫌いだけど、感想として泣けましたって聞くのは嫌じゃない。
絵空事では泣けない。自分の人生のどこかとシンクロしたときにたまらなくなる。ちょっとだけ他人事じゃなくなる。
もちろんそれはまるっきり自分事になるってことではない。
でも自分の周りの人とか、自分の過去や未来に重なったってことだと思う。
自分が、誰かと何かと寄り添えたあかし。
ようするに僕の感受性が豊かってことを言いたいわけです。やれやれだぜ。

エンディングはオープニングと同じシチュエーションが続きます。
目立つことだけが大事じゃないという小さくたたずむ爺ィの大きさにグッときた。
そして再び始まる旅の呼びかけにニヤリと笑って応える爺ィの悪い顔ー。
たまらーん。おれたち人間は死ぬまで成長できるぜー。


なんかいろいろベタ誉めなんですけど、実はロケ地がわがまち北九州なんですよねー。
もうどこ観ても「あー!ここー!?」って感じで、僕たち田舎もんは東京の人と違ってそういうの慣れてないから大変よ。
てことで映画の評価はたぶんかなり贔屓入っています。恋は盲目評価。

映画鑑賞中、あちこちの席でコソコソとロケ地当て合戦してたのがほほえましい。
そりゃー気になるよねー。

みんなの囁きのおかげでほぼどこがロケ地かわかったよ、ありがとう。
でもそのとき誰も指摘してなかった場所もいくつかあったんよ。
ウチの職場があるビルの業者ルートとか。けっこうメインで使われてたよ。いつのまにw
それから知人の家wwwww わかるかそんなもん。
当然、映画のエンドロールのクレジットの中に名前、発見!

この映画に名前残したのかよー。いいなあいいなあ。あーいいなあ。くそう。


映画「ロボジー」公式サイト
http://www.robo-g.jp/index.html


スウィングガールズ [Blu-ray]
スウィングガールズ [Blu-ray]
東宝 2008-10-24
売り上げランキング : 15837

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
スウィングガールズ ファースト&ラスト コンサート [DVD] ハッピーフライト ファーストクラス・エディション [Blu-ray] ウォーターボーイズ [Blu-ray] おっぱいバレー [Blu-ray] フラガール [Blu-ray]


↓変形しない。戦わない。働きもしない。そんなロボットでもボタンは押せる―。
blogram投票ボタン

posted by ごん at 01:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣ 映画 (劇場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

泣いてるヒマがあったら、笑おう。(2011/01/27)

更新停止つった早々に・・・。
マこんな感じで、何かあったら思い出したように更新しちゃいそう。

毎日かあさん 豪華愛蔵版(初回限定生産DVD2枚組)毎日かあさん 豪華愛蔵版(初回限定生産DVD2枚組)

キングレコード 2011-09-07
売り上げランキング : 17640

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★☆☆

試写会のチケットをもらったので観に行きました。

「毎日かあさん」です。

西原理恵子のマンガが原作ですよね。読んだことあります。
登場人物が目をひんむいてヒステリックに叫んでいる子育てエッセイでしょ。好きです。
「あるある」感があって、面白いけど品がない。既成の価値観とはちょっとズレていても別にいいじゃない。だって人間だもの。どんときやがれコンチクショウ! という印象です。
でもごくごくたまに叙情的ないい話が(たぶん)ありました。このバランスが心地いい。マジメなことに照れちゃうボクタチとしては、マジメはチラリと隠し味くらいがいい。

そう、チラリと見えるからこそ惹かれるわけで、いきなり全裸で迫られてもなあ。それ見ろ、ほいっ! げんなり。

“本音で生きるかあさんと、ちょっと変わった家族の感動の実話。”だって。

で、ここで言う感動って「泣ける」って意味らしいです。
元戦場カメラマンでアルコール依存症の夫・カモシダが、何度も禁酒を失敗し、妻・サイバラとついに離婚。家族の大切さを思い知ったカモシダは、懸命に治療を続け、酒とついに決別し、家族はまた一緒に暮らすようになった。ところがそのときカモシダが癌に侵されていることが発覚した。親子は家族の絆を噛みしめつつ、束の間の幸せの日々を送るわけ。ああ、目から水が。

“涙も笑いも規格外。”だそうですけど、うーん、涙に傾倒しているのは認めます。けど別に笑えはしなかった。昔のお笑い番組でアイドルがコントしているような、ちょっとムリして大袈裟に振る舞って笑ってクレクレ、むず痒い感じ。

一風変わった家族の破天荒な日常は、それなりに変化もあるけど、映画としたら退屈です。確かにマンガでも描かれたエピソード(原作は「4巻」とのことだけど、エピソードのほとんどは「カニ母編」で読んだものが多かった)なんだけどつまんない。マンガ家・サイバラの力量を逆説的に示すだけ。マンガではあんなに笑えて、しんみりして、とにかくメチャクチャ面白かったのに。


と、10年前なら思ったでしょう。いや今も思うけど。けれど今はそれだけじゃなくなっちゃった。
よかったっす。あと泣きました(笑)

実はこれ、僕にとって、わが子が生まれて初めて腰を据えて観た「感動」映画だと思う。
カモシダの家族への思いに共感しちゃうんですよね。夫として、親父として。
それだけじゃない。息子(1歳)のおかげで毎日思い出すことがあります。目にうつるすべてが遊び道具だったこと。自分が子どものとき、父母にどんなことを言われ、何を思っていたか。忘れていたことを次々に思い出します。ようするに劇中の子どもたちにも共感した。
カモシダもサイバラも子どものことも、「ああ、あれはおれだ。」 すべて自分事になちゃった。

歳をとると涙腺が弛むと言いますよね。それはたぶん違うんだ。締まり具合は変わらない。
ただ、経験を積み知識を重ねることで、自分以外の誰かの気持ちを察することができるようになる。するとやがて僕は会ったことのない人の気持ちも想像できる。時間も距離も超えて、僕は世界のすべてと関われる。比率は変わらなくても、アクセス数が増えれば涙を流す絶対数は増えるわさ。
世のおじさんたちが歴史小説にはまったり、おばさんたちがおせっかいになったりするのも、たぶん同じ理由。文字通り、他人事じゃないんだよ。

なので、うん。これからは「感動」にも積極的に挑戦したい。(えらそうに。)


映画「毎日かあさん」公式サイト
http://kaasan-movie.jp/
毎日jp内「毎日かあさんち」(毎日かあさんポータルサイト? 「あの」画力対決が見れる!)
http://mainichi.jp/life/kaasanchi/
西原理恵子 公式サイト
http://www.toriatama.net/

毎日かあさん4 出戻り編毎日かあさん4 出戻り編(映画原作)
西原 理恵子

毎日新聞社 2007-07-20
売り上げランキング : 1655

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


↓迷っているヒマがあったら、押そう。押して。
blogram投票ボタン

posted by ごん at 15:52| Comment(0) | TrackBack(0) | ┣ 映画 (劇場) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月14日

おわりとはじまり

ご無沙汰しております。
読んでくれている方がいるかどうかはわかりませんが、いちおうお知らせです。

当サイトの更新を休止します。

最近、映画をほとんど観ないんですよね。テレビすら観ない。(本当)
来年の地デジ化対応すら、いっそこのままスルーするかというほどです。
理由はね、子育てが楽しいから。
参ったね、子どもと関わることがこれほどのザッツエンターテイメント。
映画に1時間、2時間と費やすのが惜しいというほど、いまハマっています。

そこで、当サイトの更新を休止することにしました。

ネットから離れるわけではないのですが、映画だけのために立ち上げたシネミミ(ここ)ですからね。潮時ってもんです。
年末だしね、気分的にもちょうどよい。


とはいえ、シネミミ(ここ)でも近年は動物の話ばっかりだった。動物についてはまだまだ書きたいことが山ほどあるんです。
動物は子どもともいっしょに楽しめるからね。これからも増えるに違いない。
そこで今後は動物に関するおしゃべりででぼちぼちやっていく所存。

シネミミ(ここ)の動物に関する文章も移行中です。
よかったらご覧ください。

「だらだら動物園日記〜インドア派のオススメ・アウトドア」
http://gon623.blog130.fc2.com/

いままで本当にありがとうございました!




とはいえ、休止。
ん? 映画も子どもといっしょにイケるか?
なんつって、映画を観たらまた更新するんだろうな。節操ないわ。
posted by ごん at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | おしらせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月16日

津川雅彦はスルーしますた

■「親が子供に伝えたい「環境」の授業 ――命はつながっている」

親が子供に伝えたい「環境」の授業  ――命はつながっている親が子供に伝えたい「環境」の授業 ――命はつながっている

角川グループパブリッシング 2009-01-31
売り上げランキング : 562288
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

★★★★☆

 映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」の監督・津川雅彦と旭山動物園園長(当時)・小菅正夫の対談本です。
 そのタイトルや装丁からいま流行りの「エコ」的な内容についての本かと思ったら思いっきりいつもの旭山動物園本でした。つまり「命」とはなんぞや。野生動物とは何か、地球という自然の中で生きるとはどいういうことか。

 実は内容にはまったく期待していませんでした。
 なにしろ映画がつまんなかった。その映画の監督である津川雅彦が何を言おうと知ったことか。最初からそういう態度で読んでいたわけで、失礼な話です。役者としては大好きなんだけどなあ津川さん。まあいいか。

 実際、対談は津川雅彦が感情的な思い込みの強い発言を繰り返すんです。小菅氏の発言と脈絡なく日教組批判とかね。
 それでもこの本は読んでよかった。小菅氏の言葉の一つ一つがどしんと響く。


・自然界はすべてなんらかの動物によって占有されている空間である。

・自然界に「弱肉強食」は存在しない。向こうから相手が来たらこちらはよけるという関係である。

・ペットを放すと在来種を駆逐してこの関係を壊す。ペットを捨てることは殺すことよりひどいこと。

・人間は、一見可愛くて、人間に直接悪影響がないと思いこんでいる場合は動物の味方をするが、自分に危険が迫ると違った判断をする。礼文島でエキノコックスが流行ったとき「島にいるイヌを一匹残らず始末してくれ。」と住民は主張した。

・「野生動物が絶滅してなぜ困る?」と質問した若手医師がいた。命は連綿と繋がっている。人間も動物ももとは同じ生物だった。それがいつか枝分かれした。もともとが同じ私たちの一方が価値があって、もう一方が価値がないと考えるのはなぜか。実は命のことについてこれまで考えたことがなかったからじゃないか。

・生態系はジグゾーパズルのようなものだ。一つ一つのピースを見てもその役割はわからないが、全体を当てはめたらピタリひとつになる。ピースの一つ一つが安定した生態系に寄与している。パズルのピースが1個抜けたら絵にならない。

・人間のピースだけが大きくなっているなら単純でつまらない1枚絵だ。1枚だと火が付いたらぜんぶが一気に燃える。

・生きているものは汚くない。生きているということはバイ菌と共生しているか戦っているかのどちらか。つまり自分がどれだけ「汚い」か。

・動物の好き嫌いは子どもに伝染する。とくに母親は子どもの前では嫌いな動物にも平然と接すること。「嫌いの連鎖」を断ち切ることが命を大事にし、他人を思いやる心を育む。

・嫌いな理由の多くは「わからない」「なんとなく」「生理的に」というもの。よく知ればたいがい嫌いじゃなくなる。人間関係と一緒。

・チンパンジーやヒトにとって生殖は本能じゃない。生まれてから学べる可能性のあるものは、本能から削除されている。本能を減らすことでできる遺伝子の空白部分が多くなるほど、新しいことを書き込める。

・人間は異端を認める唯一の動物である。これが叡智だ。



 小菅氏は本書の最後で「動物園が地球を救う」と言いました。私はこれは言い過ぎだとは決して思わない。
 私自身も、たまたま、本当にたまたま北九州市の片隅にある到津の森という動物園の年間パスポートを買ったことで、動物に興味を持ちました。やがてその興味は彼らの生きる場所の植物や、そこで生きるムシに広がりました。
 そしていまや世の中のすべてが、路傍の雑草だって興味の対象となって、いつもどこでも楽しくてしょうがない。通勤中も夢の世界にいるかのよう。起きれ。

 この素晴らしきおもしろ世界と、私はずっと付き合っていきたい。
 小菅氏の「動物園が地球を救う」って、たぶん、こんな気持ちになれる場所ということなんでしょうね。毎日楽しいよ。


関連記事→「戦え動物園」(おもしろすぎる動物本紹介)「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」(映画感想)

生きる意味って何だろう?  旭山動物園園長が語る命のメッセージ (角川文庫)生きる意味って何だろう? 旭山動物園園長が語る命のメッセージ (角川文庫)

「旭山動物園」革命―夢を実現した復活プロジェクト (角川oneテーマ21) 旭山動物園園長が語る命のメッセージ 夢の動物園  旭山動物園の明日 動物と向きあって生きる  旭山動物園獣医・坂東元 (角川文庫) 戦う動物園―旭山動物園と到津の森公園の物語 (中公新書)

by G-Tools


↓私も救って
blogram投票ボタン
タグ:旭山 動物
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。