![]() | キサラギ スタンダード・エディション [DVD] キングレコード 2008-01-09 売り上げランキング : 4019 おすすめ平均 ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
★★★☆☆
自殺したアイドル、“如月ミキ”の一周忌。
男、5人
この部屋で事件は起こる―
映画のキャッチコピーである。これがまさにあらすじ。
自殺したD級アイドルのファンサイトを介して知り合った5人の男が、彼女の一周忌にいわゆる「オフ会」を行う。彼女のレアアイテムなどを愛でながら進む会の最中、ひとりの男が言う。「彼女は自殺なんかじゃない。他殺だ!」 そこで事態は風雲急を告げる。
ワンシチュエーションコメディである。三谷幸喜作品のように主に会話で魅せる。たとえば「12人の優しい日本人」(1991)、陪審員制度が導入したころちょっと話題になった映画(もとは芝居だが)がある。
「12人の優しい日本人」は、陪審員制度がある仮想日本を舞台とした法廷劇だ。素性がまったく違う12人が、ひとりの男性の死をめぐって事件か事故か、有罪か無罪かで激論を交わすお話。結論が固まりかけると、誰かがぼそりと「でも・・・ちょっと変じゃないかな? だって・・・」などとと言ったりして話が二転三転する。舞台はたった一ヶ所なのに、なんとまあ、飽きない変化のある動きの感じる映像なのである。
なんつって。「12人の優しい日本人」がすでに、1957年のアメリカ映画「十二人の怒れる男」という密室劇、法廷劇の金字塔のオマージュである。
いやあ「怒れる」はいまさらなんだがすごい。実は私が映画好きになったきっかけの映画で、好きな映画を問われたらこの名前を挙げずにはおれない。
つまり「キサラギ」もそういう密室劇。
正直、喩えに挙げた2作品と比べると見劣りする。登場人物が少なく、どんでん返しのパターンも少ない。映画として映像的にも唸るようなものはない。話自体も非現実的で軽い。
でもこの非現実で軽い感じは、芝居的につくっているからかな。芝居ってとんでもないシチュエーションで見せることも多いですもんね。
実際、今村ねずみらが出演しての芝居も今年2009年にやるらしい。今村ねずみについては下記リンクの「ATOM」関連をご覧ください。すげーやつですよ、ねずみ。
でもね、なんだかんだと飽きない作品で、私は好きです。家で見るお気軽レベルならこれは本当にオススメ。もう劇場で公開されることはないだろうから、安心してオススメできる。
個人的には、主要登場人物がもともと好きな役者ばかりなのもポイント高い。小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雅、香川照之。
彼らは劇中では、サイトで知り合ったという設定ゆえに、本名でなくハンドルネームで呼び合う。この本名が不明という点も「12人」的であるが、それはともかくこのハンドルネーム、ユースケは「オダ・ユージ」と名乗っている。劇中の役割、すなわち刑事のように追求する者という記号でもあるが、単純にユースケの後ろにあるビッグネームの威を借りつつのファンサービスなわけで、私はその臆面の無さはわりかし好きですよ。
登場人物にひとりでも好きな人がいれば、楽しい時間を過ごせるでしょう。
“如月ミキ”、劇中顔がずっと隠されていたが、最終的には出るのか。うわあ、絶妙ー。ブスカワイイ加減がすごい適切。まさにD級。こんな(5人の)ファンもつくだろうよ納得する容姿である。
実は、演じたその人が誰かというのはネット検索でわすぐかるが、まあそれは映画鑑賞後に、気が向いたら調べるくらいがいい。
そうそう。エンディングの、スタッフロール時に登場人物5人で行われる、如月ミキのビデオを見ながらの振り付けは最高です。最高。私も仲間に入れてくれ。
映画史上に残るすばらしいスタッフロールである。言い過ぎ。
関連記事→「交渉人 真下正義」、「日本版『ATOM』を見て」、「韓国版『ATOM』を観て」
映画「キサラギ」公式サイト
→http://www.kisaragi-movie.com/
舞台「キサラギ」公式サイト
→http://www.kisaragi-stage.com/
![]() | 十二人の怒れる男 [DVD] ![]() by G-Tools |
→映画タイトル一覧
→旧サイト・映画タイトル一覧(別窓)
↓クリックで救える(ブログの)いのちがある
【┣ 映画 (DVDなど)の最新記事】






![キサラギ スタンダード・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51ACEhH-ykL._SL160_.jpg)

![十二人の怒れる男 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CN1RYsIsL._SL160_.jpg)











![動物検定[一般常識]公式ガイドブック (アニマルプラネット動物検定シリーズ)](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51zMnsPgkvL._SL160_.jpg)