2010年02月26日

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■「動物の値段―シャチが1億円!!??」

動物の値段―シャチが1億円!!??動物の値段―シャチが1億円!!??

ロコモーションパブリッシング 2007-09-25
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★★★★☆

 とにかくいかがわしい本ですね。
 動物商、ブローカーである筆者が、自身が売買した経験に基づいて動物のあれこれを記した本です。ホラいかがわしい(笑)
 命を商材とするブローカーの本で、筆者自身も正直どこまで真っ当な人間かわかりません。「動物の値段」というタイトルもちょっとあざとい気がします。
 裏表紙に動物の値段がしっかりと記されているのも下品と言えば下品。たとえば「ライオン45万円、サイ120万円、ゾウ3,000万円、ナマケモノ65万円」って。いやらしいなあ。

 だけどね、とにかくおもしろい本でした。

 動物商ですからね、観点が現実的なんです。
 仕入れから在庫管理、そして納品という流れの中で商品を扱うわけですけど、その商品ってのが生きた動物なわけです。つまりナマモノ。しかも体調とか状況がどんどん変わりうるナマモノですから、配送や在庫管理の話も一筋縄ではいかないんですね。
 商品を納めておく箱のサイズとか耐久度とか、食事とか、排泄とか、生々しい話の目白押しです。

 雑食だから糞の臭いがこう臭いだのああ臭いだの、鳴き声が五月蠅いからだの、実際に飼うにはどこに気をつけるべきだの、すごいですよ。イヌネコの話じゃないですからね。トラだのシャチだのキリンだのの話です。
 動物って生き物なんだよなあという当たり前に改めて納得しました。

 それでこの本を読んだあとどうなるかって言うと、動物見るのがとっても楽しくなるんですよね。
 こいつの口臭はすごいらしい。飼育員も大変だよなつって、知ってるから想像が広がる。

 動物や虫を見るとき、私たちは実は生き物として見てないことも多いと思うんですよ。
 「種」として見るというか、人間ではないというか、自分とは異世界のモノとして見ている。
 でも違うんです。彼らも私たちと同じ地平で生きている生温かい存在なんです。そのことに改めて気付く。要するに知り合いになるんです。

 知り合いだから彼らのやることなすことががちょっと気になったりする。知り合いだから彼らの周囲の環境までもが気になったりする。

 動物の価格と取引の関係の話など、業界的な裏話も想像を絶するほどおもしろい。
 でもそれだけの本じゃない。読んだあとの人生がおもしろくなる。

 世界はよく見りゃ動物、生き物だらけですからね。生き物がみんな知り合いならみんなフォローしちゃえばいい。
 ツイッターだってね、フォローが多いほどおもしろいでしょう。それとおんなじだ。おんなじか?


関連記事→「みんなが知りたい動物園の疑問50」

動物の値段 (角川文庫)動物の値段 (角川文庫)

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この記事へのコメント
配送するの?
Posted by BlogPetのゴン at 2010年02月28日 14:33
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