★★★★☆
右のほうにある「ブログペット」は、クリックすると川柳言ったりつぶやいたりする。それで今クリックしたらコイツってば「モウ」「泥沼」「ハウル」「放置」「モウ」「仕掛け?」とのたまって、単なるランダム変数に命を感じたりする人間の想像力って無限大で愛おしい。愛おしいと言えば愛おしさの余り余って盗作やっちゃったのが劇団joy、やられちゃったのが三谷幸喜なわけだ。なんと悪びれない堂々とした違法行為と思いきや、所詮Aなる行為がBという結果を単に想像できなかったという幼稚園児のようなメンタリティが生み出した所行に、まネットやってるみなさんは他人事ではなかった感もあるのかしら。
そんなことはさておいて、この度鑑賞済みの作品が7つ溜まっている中で、たまたま最も最近見たのがこの「みんなのいえ」、三谷幸喜監督作品第2作目。世の中ってわざとらしい。
「みんなのいえ」は、念願のマイホームを建てることになった夫婦と、その家のデザインを頼んだモダニズム建築を学んだ妻の友人デザイナーと、その家を実際に建てる昔気質の大工である妻の父らとの、意見の違いが生むバトルをコメディタッチで描いた作品。カタカナ語句ばっかり並べて最新デザインを追究するデザイナー(唐沢寿明)と、昔ながらの工法にこだわる大工(田中邦衛)のバトル、しかし目指すもの、つまり求めるのは新旧でなく単に「良いもの」だったという終着点。そこに優柔不断な夫(ココリコ田中)が狂言回しで痛々しくもおかしい。狂言回しの使い方違うか。ともかく全体的には笑いをふりまきつつ、ちょっとジンとる三谷節はしっかりガッチリ健在だ。
新しいものと古いもの、伝統と革新って、いつの世もどんな場面でも、それが個人のことでも国のことでも衝突しやすいことだけども、実は結果としてつくりあげたいものは一緒なんだという、ピリリと皮肉もあり、かつ社会的見地から考えることもできるつくりも現代の名作だと思う。
私としては単に家を建てるって大変だなあと思ったけど、それより建ててもその後の、掃除とか庭の手入れのほうにゲンナリする。建てれんくせに。
関連作品
→「笑の大学」
CD:サントラ みんなのいえ
BOOK:みたにのまど―映画「みんなのいえ」三谷幸喜の撮影日誌
DVD:三谷幸喜関連作品
BOOK:三谷幸喜著作
→映画タイトル一覧
→旧サイト・映画タイトル一覧(別窓)
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家買わね?
月日は流れるなあ。
巣のことより、儀式が考えたくない日々だ。