2007年09月18日

HERO

 いまHEROといえばキムタクだ。映画「HERO」が公開ですもの。テレビドラマ版をちょっとスケールアップして国とかおそらく体制側の巨悪と戦っていいトコロまでいくが結局は手先の小悪のシッポ切りで悪の枢軸は生き残るというパターンだろうか。とにかくどんな状況でもキムタクだけは自然体でカッコイイに違いない。
 そういえばちょっと前の新聞記事かなにかで読んだのだが、「HERO」のプロモーションでテレビ番組に出まくっていたキムタクは「あなたにとってヒーロー」を聞かれて「仕事人」と答えたそうだが、単純に正義の味方でなく己の欲望のために悪を行っていると自覚があって悪を行うことで結果として世を正す「仕事人」を理想のヒーロー像とするあたりだけで充分いやらしいが、キムタクはさらに続けて言ったという。「台風9号の夜の暴風雨の中で、道路で整備作業を進める人たちを見た。人に見えないところで僕たちの生活を守ってくれている人たちがいる。彼らこそ本当のヒーローです。」 カッコイイなあキムタク。計算高い発言だが本人は計算でなく心底整備作業の人を尊敬していると思っていると思っているという二重構造だがもういいよ。キムタク万歳。

 それで私のHEROと言えばやっぱし絵描きさんなんですよ。画集買いました。買いすぎて怒られました。マどう見てもマンガの本にしか見えない画集だしな。


彩―ヒカルの碁イラスト集彩―ヒカルの碁イラスト集
小畑 健

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 いやぁ、やっぱり小畑健は良いですね。画集の構成としては物足りないけれど、絵ジカラがすべてを駆逐する。少年少女のぷよぷよしつつハリのある肌表現は追随する者がいねーと思う。ただこの方昔から老人が好きそうなのでそういうのも見たい。ただ近年は美麗がウリっぽいので、肌のしわとかたるみとかはあまり見る機会はないんだろうか。誰に訊いてんだ。
 小畑氏はいつもコメントがおもしろいんで、絵の解説とかあったらもっと良い本になったと思う。



One piece―尾田栄一郎画集 (Color walk 1) (Jump comics deluxe)One piece―尾田栄一郎画集 (Color walk 1) (Jump comics deluxe)
尾田 栄一郎

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One piece―尾田栄一郎画集 (Color walk 2) (Jump comics deluxe)One piece―尾田栄一郎画集 (Color walk 2) (Jump comics deluxe)
尾田 栄一郎

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 驚いた。だんだん塗りがすばらしくなっていくなあと思っていたが、ワンピの連載前から想像以上に美しい塗りだったんですな。「Color walk 3」も欲しい。ラフ絵も楽屋裏覗けたみたいでワクワクするし、巻末の対談も人選が絶妙だ。「1」が鳥山明で「2」が藤子不二雄A。なるほどと言うしかない。



バガボンド画集 墨バガボンド画集 墨
井上 雄彦

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バガボンド画集 WATERバガボンド画集 WATER
井上 雄彦

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 井上武彦もいまやカリスマですよ。いまさらカリスマって言うのもなんだけど、そのズレた感じも含めてカリスマ。ポッドキャストとかSWITCHとかで絵のこだわりについて語っていたようで、印刷レベルもそのこだわり通り美しい。普通に美術書のような印刷レベルだ。そこで心配なのが鶴太郎とかフミヤとかみたいに「アッチ」側に行かないで欲しいってこと。井上氏はお芸術の人でなく「所詮」マンガ家であって欲しい。実際、彼の絵は1枚では思ってた以上に弱い。イラスト集でなく画集っていうアプローチが安さを増幅する。マンガで見たときのあの重厚さや質感を画集の絵には感じない、同じ絵の転載なのに。やはり井上氏はマンガ家ってことだ。所詮、されどマンガ家。 そういう意味では「墨」より「WATER」がオススメ。実は「墨」のほうが期待が大きかったが、「墨」はマンガの一コマをただ載っけてるだけ安い。マンガはストーリーと絵が合わさってひとつの力となる。「WATER」は表紙とかのカラー絵が多い。つまりもともと1枚絵として描かれた絵が多いからコッチのが画集としては安心ってことだ。私えらそうだな。
 むかし買って今もたまに見る画集に大友克洋の「KABA」ってのがある。アレレベルのものを期待したんだがちょっと届かずって感じ。次に期待。(あるのか?)



JOJO A-GO!GO!JOJO A-GO!GO!
荒木 飛呂彦

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 もともとこんなに一気に画集を買ったのは、この夏イタリアに旅行に行ったからなんですよ。2部と5部がイタリアが舞台になってたことからジョジョ熱が再燃したわけだ。それでこの画集を買ったので、だから上の他の画集はコレ買うついでに買ったのはヒミツ。ついででこんなにたくさん買ったとか家族にバレたら大騒ぎだ。
 結果大満足の1冊ですよ。絵自体もともかく、その絵の解説も、付属で付いてる2冊の冊子もすばらしい。1冊はスタンド全集だけど、読めば読むほどジャンプの戦闘能力インフレ地獄を回避するそのスタンド戦の発想に舌を巻く。いや、本来自身が望まなかったそのインフレを、物語が破綻しないようにまとめあげた鳥山明をはじめとするジャンプ作家人の力量も実はものすごいと思うが。もう1冊は荒木飛呂彦のインタビュー集みたいなもんで、これがまたアンタ非常におもしろい。この人つきあいづらそうな人だなあと思った(笑)

 しかし荒木氏の絵ってイタリアのにおいがする。イタリアを肌で経験していま初めて感じる。あの独特な色づかいや線はまさにイタリア。


 あーイタリアまた行きたい。
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posted by ごん at 01:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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